【実験】運輸比率の計算に関する追加調査結果

このゲームは長くプレイしていますが、未だにわからないことや知らなかったことがあったりします。
先日のプレイ日記にて、バス停の設置時に運輸比率が大きく上がることを発見しました。
バス停の建設費は非常に安く、運輸比率は上がらないと思っていただけに予想外でした。

今回は、バス停や駅等の施設の運輸比率について追加調査をしました。
以前の調査結果では運輸1点=建物価格6000万円という結果が出ましたが……
結論から言えば大間違いでした。

【再掲】産業比率の計算方法

基本的に産業比率は、地域内にある建物や構築物の建物価格を基準に計算しているみたいです。
以下、産業比率の計算に使う産業毎の数値を点数と呼ぶことにします。
産業比率は、一番点数の高い産業の点数を100%として、点数に比例して比率が決まります。
仕様上、産業比率が100%を超えることはなく、それ以上は建設すればするほど他の産業の比率が下がります。
ただし、どの産業も点数が低い場合、一番高い産業比率が100%を下回る場合があります。
以下、この一定値の点数を100点として計算します。

コンストラクションモードにて、1992年スタート。
各種建物・施設を建設して、産業比率を調べます。

クリア条件に「○○比率XX%以上」「○○比率XX%以下」を設定して、産業比率がピッタリの場合は2つとも赤字で表示されます。
この性質を利用して、比率がちょうどになる条件を調べてみました。

例:線路を8km分敷設したときの図。
このとき、「運輸比率10%以上」「運輸比率10%未満」を共に満たしているため、運輸点数は10点ということになります。
ちなみに道路は建設費が半額ですが、同じく8kmで10点になります。

道路・線路0.8km(8マス分)で1点として、細かい点数調整に利用します。

バス停

バス停留所x3と道路2km(2.5P)を敷設したとき、運輸比率が10%になりました。
このことから、バス停留所1つにつき2.5点となります。

当初の実験ではバス停留所3つで10%未満・4つで10%以上となったため、細かい値を調べるために道路を敷設して調整したのですが。
バス停1つにつき道路が2マス分付いてくるため、そのマス分が計算されるみたいでした。
実験時はなぜかバス停に付属する道路はカウントされないと判断していました……。

バス停留所を向かい合わせに配置した追加実験結果。
バス停に付属する道路も計算に含まれるみたいです。

もう一つ分かったのが、運輸比率はジャストじゃなくても以上以下を両方満たすケースがあること。
基準が1%単位なのか1点単位なのかは不明ですが、これにより今後の調査結果の信頼性が失われてしまいました……。
実際のプレイでは誤差の範囲ではありますが。

ちなみに、バス停ですが簡易バス停(両側)に変えても結果は変わらず。
運輸比率だけを考えれば、簡易バス停でも問題ないでしょう。


ただし、簡易バス停(片側)に変えると運輸比率は低下。
簡易バス停(片側)x6+道路0.8km(1点)=10点。
計算上、簡易バス停(片側)は1.5点になります。
これは思わぬ差別化ポイント……かも。

鉄道駅

冒頭の線路8km(10点)に、駅ビルB(20億円)を建設した結果。
運輸比率は30%、30点相当。
このことから、駅ビルBは20点

先に言っておくと、一部の例外を除いて運輸1点=1億円です。
ただし、その例外が多すぎるのですが……。

というわけで、さっそく例外です。
地上駅A(2億円)は1つにつき5点

勘のいい方なら、凸型の自社地から地上駅Aを5つ建てて10Pと予想したことが察せると思います。

地上駅C(3億円)に建て替えても、運輸比率は変わらず。
このことから、地上駅Cも5点と判断。

建設費が高いのに利益も運輸比率も変わらず。
発展への影響は未検証ですが、地上駅Cを選ぶメリットは薄そうです……。

1×3のスペースを必要とする地上駅B(6億円)も調査。
その結果、地上駅Bは10点でした。

地上駅Bに限れば運輸1点=6000万円は正しかったのですが。
駅の種類毎に違いがありすぎたのが、調査結果の誤謬の原因でした。
この度は間違った情報を掲載してしまい、申し訳ありませんでした。

駅別運輸点数調査結果

以下、更地に建つ駅と運輸比率の情報のみの画像が続くため、調査結果のみ掲載。

 

名前 建設費 運輸点数 建設費/点数
線路1km 1.0 億円 1.0点 1.00億円/点
道路1km 0.5 億円 1.0点 0.50億円/点
ターミナル駅A 5.0 億円 5.0点 1.00億円/点
ターミナル駅A 10.0 億円 10.0点 1.00億円/点
地上駅A 2.0 億円 5.0点 0.40億円/点
地上駅C 3.0 億円 5.0点 0.60億円/点
地上駅B 6.0 億円 10.0点 0.60億円/点
橋上駅A 4.0 億円 5.0点 0.80億円/点
橋上駅B 6.0 億円 7.0点 0.86億円/点
橋上駅C 8.0 億円 8.0点 1.00億円/点
高架駅 15.0 億円 15.0点 1.00億円/点
駅ビルA 18.0 億円 20.0点 0.90億円/点
駅ビルB 20.0 億円 20.0点 1.00億円/点
駅ビルC 50.0 億円 50.0点 1.00億円/点
地下鉄駅A 10.0 億円 15.0点 0.67億円/点
地下鉄駅C 14.0 億円 15.0点 0.93億円/点
鉄道車庫 0.8 億円 5.0点 0.16億円/点
簡易バス停(片側) 1020 万円 1.5点 0.07万円/点
簡易バス停(両側) 1040 万円 2.5点 0.04万円/点
バス停 2500 万円 2.5点 0.10万円/点

※1992年の物価基準
資材工場A(10億円)と比較して各自調整すること

建設費/点数が1億円/点よりも安いものは緑字で表示。
以下、考察。

簡易バス停(両側)が非常に強い

建設費はタダ同然なのに、運輸点数が2.5点と高い。
8個設置すれば、駅ビル並の効果が出る。
特に資金の無い序盤は、積極的にバス停を設置したほうがいい。

高価な駅ほど効果は鈍い

どちらかというと安価な駅ほどコスパは良いと言える。
ただし、地上駅A(5点)で押し上げた運輸比率はマンションE1棟(100人)で相殺される程度の効果しかない。

駅ビルAは駅ビルBよりも2億円安いのに、点数は同じ。
ただし、駅ビルBの方が客単価は高く、2億円の建設費など駅ビルの収入の前では誤差の範囲。
運輸比率のために駅ビルAを選ぶのは本末転倒。

地下鉄駅はA~C共に点数は同じ。
地下鉄駅Aは建設費のわりに点数が高いが、地下鉄駅はホーム等の建設費が高いため実際のコスパは悪い。
4億円の建設費の差は誤差でしかないため、こちらもデザインで選んで問題ないと思われる。

思わぬ伏兵・車庫

車庫は建設費が1億円程度なのに、地上駅Aと同じ点数。
運輸比率を考えた場合、6線分の車庫を建てるよりは1線分の車庫を複数設置したほうが良いと思われる。
もっとも、前述のとおり車庫A(5点)で押し上げた運輸比率はマンションE1棟(100人)で相殺される程度の効果しかない。


予想以上に記事が長くなったため、今回はここまで。
次回は空港・新幹線を含めた子会社について調査してみます。

“【実験】運輸比率の計算に関する追加調査結果” への1件の返信

  1. A列車で行こう3Dで、他の施設を調べてみると、貨物駅がAB共になんと10点でした。
    貨物駅Aは0.2億円で1点。でも簡易バス停には、マスあたりの点数(貨物駅にはホームを含む)やコスパで追いつかないようです。
    また、トラック駐車場は2.5点でした。
    コスパでいえば、トラック、マスあたりの点数なら、貨物列車&貨物駅の方が有利なようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください