【実験】運輸比率の計算に関する追加調査結果 子会社・新幹線編

【むやみにマンションを建てるよりも、住宅比率を下げて自然発展を促したほうが良い】
それがA列車で行こう3D・PCの盤石の攻略法。

住宅比率を下げるにはそれ以外の産業を建てればいいのですが、どの建物を建てればいいのか。
駅ビルC・物流センター・火力発電所・超高層ビル……。
マップやプレイヤーの好みによって、さまざまなプレイスタイルが提唱されてきました。

というわけで、前回に引き続き運輸比率(+他産業比率)に関する調査結果です。

運輸系子会社の運輸比率

トップバッターは港。
1985年以前なら港から資源を輸出するだけでぼろ儲け出来る、あまりの強さから港縛りでプレイする人も多い強力子会社。

港は建設費が50億円と高く、運輸比率も大幅に上昇します。
港1つにつき運輸50点
これは駅ビルCに匹敵するレベル。

続いて今作最強の子会社、物流センター。
農産・水産資源を消費させることで莫大な利益を上げる上に、運輸比率を上げて発展を促す今作最強の子会社。

こちらの建設費は40億円と港より安いのですが、港と同じく運輸50点
港や駅ビルよりもコスパがいい。
物流センター……利益が大きいだけならず、運輸比率の上昇効果も大きいのですか。
資源輸送の手間がかかったり、大発展した駅ビルCに利益が劣るとはいえ、序盤の発展に関しては最強と言わざるを得ません。
どうにかして物流センターに頼らずに発展させたい、それが今回の調査の動機の一つなのですが、物流センターには敵わなかった。

意外!空港の強さ

今度は運輸比率を大きく上げる子会社、空港。
空港は建設費が800億円と非常に高く、その上必要なスペースも広い。
十分な対策をしないと黒字を出すのも難しい子会社。

その分、運輸比率を上げる効果も高く、建設しただけで運輸比率100%まで伸びてしまいました。
ここから先は、運輸以外の子会社を建設して、産業比率から建物の点数を計算することにします。

実験したところ、超高層ビルC(200億円)を建設したときに商業比率が30%になりました。
参考までに、商業系子会社は2億円/点になります。
今回建設した超高層ビルCなら100点

商業100点のビルを建設して商業比率が30%ということは……。
空港は運輸333.3点になります。

……えっ?

建設費が800億円もかかるのに、運輸333.3点。
本来なら800点くらい上がってもいいはずなのに、42%くらいしか点数が無い。
マンションの人口は住宅1点につき20人なので、マンション換算だと6700人程度。
運輸比率という観点で見ると、空港はコスパが悪すぎる……。

空港がダメでも、わが国には新幹線があるじゃないか。
飛行機よりも悪天候に強く、速度の遅さも市街地までのアクセス時間を含めれば互角に戦える。
というわけで、1988年スタートで3年放置して、新幹線を誘致しました。

結果はご覧の通り。
空港と同じく、超高層ビルC(200億円)を建設して商業比率は30%。
新幹線も運輸333.3点となります。

この実験結果が出た時、軽く絶望しました。
建設に1000億円かかる新幹線が、まさか駅ビルC7個分にも劣るとは。
膨大な資金と細長い土地を確保して、周辺の建物や配線にも気を配り、1年かけて建設した新幹線。
まさか、都市発展に対してここまで効果がないとは……。
一応これがクリア条件のマップもあるし、新幹線駅もかなりの利益と節税効果があるので問題ないですけどね。

おまけ:工業比率に関する追加調査

運輸比率には頼れない、時代は工業だ。
というわけで、工業系子会社でも検証してみました。

工業系子会社は基本的に工業1点=1億円
2番目に建設費が高い製油所B(120億円)の場合、120点となります。
製油所Bを建設するだけで工業比率が100%になるため計算がややこしいですが、
このとき高層ビルB(60億円・30点)×2で商業比率が50%となり、計算はあってる。

さて、工業系子会社で一番高額なのは火力発電所。
建設費は800億円なので、工業800点入るはずなのですが……。

火力発電所の隣に超高層ビルC(200億円)を建設したとき、商業比率は30%。
空港・新幹線と同じく、火力発電所も333.3点になります。

……つまり。
空港も火力発電所も、産業比率を上げるためのコスパは悪いみたいです。
新幹線よりは若干安く済むし、資源関連子会社の個数制限に引っかからない限りいくらでも建設可能なのですが。

実験結果まとめ

名前 産業 建設費 点数 建設費/点数
駅ビルC 運輸 50億円 50点 1.0億円/点
運輸 50億円 50点 1.0億円/点
物流センター 運輸 40億円 50点 0.8億円/点
空港 運輸 800億円 333点 2.4億円/点
新幹線 運輸 1000億円 333点 3.0億円/点
火力発電所 工業 800億円 333点 2.4億円/点
製油所B 工業 120億円 120点 1.0億円/点
超高層ビルC 商業 200億円 100点 2.0億円/点
寺院 公共 12億円 12点 1.0億円/点

※1992年の物価基準
資材工場A(10億円)と比較して各自調整すること

建設費/点数が1億円/点よりも安いものは緑字で表示。
建設費/点数が1億円/点よりも高いものは赤字で表示。
以下、考察。

高価な施設ほど効果は鈍い

鈍いとかそういうレベルじゃないです。
利益やクリア条件、或いは趣味で建てるならともかく、自然発展を促すために空港・新幹線・火力発電所を建てるのは割に合わないです。
これらの建物のメリットがあるとすれば、ちまちま建物を建てるよりは瞬発力は大きいこと。

個人の感覚次第ですが、ランドマークとして目立つ駅ビルCを林立させるよりは新幹線や空港の方が景観的には良いでしょう。
新幹線や空港は工夫次第で莫大な利益を生む点でしょうか。
もっとも、利益を出すために超高層ビルを3本建てただけで(商業系の)発展効果は消えてしまいますが。

火力発電所

石炭さえ供給できればかなりの利益が見込めるのですが。
20個/日の石炭を供給するのはかなり難しいです。
隣町から輸入するとすぐに価格が変動しますし、港からの輸入では足りない。
マップ内の炭鉱から輸送するのが理想的ですが、石炭は枯渇のリスクが高い。
一応、立地条件さえよければ石炭を供給せずとも利益は出ますが……おすすめはしません。

コスパは悪いとはいえ、3×3のサイズで333.33点という高い点数は魅力的。
次点の製油所Bが120点ということを考えると、そこまで悪い判断ではない。
火力発電所ほどではないですが、製油所も立地条件はやや厳しめ。
製油所を大量に建てるよりは、火力発電所を建てる方が資源関連子会社の個数制限を考えても良さそう。
火力発電所と製油所の相乗効果が高いため、工業比率を上げるやり方は悪くないと思います。

商業系子会社主体という選択

本末転倒なところもありますが、終盤は商業比率を上げるのも手かもしれません。
商業1点=2億円と効率は悪いものの、空港・新幹線や火力発電所よりはコスパは良い。
中層ビル以上はスペース当たりの点数も高く、また利益も空港・新幹線よりずっと多い。

弱点は2つ。
一つは中層ビル等の乗客数が多い子会社が建たず、鉄道利益が増えにくくなること。
もう一つは、町中に工場が建ちやすくなること。
特に後者は深刻で、不慮の製油所B建設によって鉄道敷設が出来なくなるケースも多い。

……工業比率を上げる最大のメリットはこれかもしれません。
町中に製油所が建つのを防げる。

 

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