【A列車で行こう9】3倍速ダイヤについて語りたい

「気の迷い」で買ったA9V4ですが、気が付いたら購入から一か月近く経っていました。
結局、あれからAPCのプレイは進んでおらず、A9V4にドはまりしていました。
一応、APCも「ある実験」で起動したのですが……。

現在は国鉄時代をイメージした山間部のローカル線のマップで遊んでいます。
国鉄時代の気動車というとキハ40系のイメージが強かったのですが、よく考えるとこれが登場したのは1977年で国鉄の終わりに近い時期。
急行型のキハ58や山岳路線用のキハ52の方が、国鉄らしい車両……かもしれません。
上図はそんなローカル線を往く、キハ40(首都圏色)とキハ52(国鉄色)の混結が走る風景。
もっとも、この景色だけならA9V3でも再現できるのですが……。

以下、今さらながらA9V4で時間スケールを3倍でプレイした感想。
一言で言えば……人生の終着駅ですかね。

3倍速でダイヤを組んだ結果

3倍ダイヤの一番の特徴は、現実に近いリアルなダイヤが組めること。
30倍速だと10分に1本が限界、優等列車を走らせると毎時4本でも過密ダイヤになるのですが、
3倍速だと特急などを含めても毎時8本は余裕で走らせられます。
各停のみの地下鉄線だと4分に1本でも行けそう。

また、一往復の所要時間が1時間~1時間半程度に収まったことに伴い、
これまで難しかった朝ラッシュと昼間で運行状況が大きく変わる路線も作れるようになりました。
朝のラッシュ時は輸送力重視で普通と急行のみ運行、昼間は速達性重視で特急を走らせる……と言ったことも出来るようになりました。
たぶん30倍速でも可能だとは思いますが、その場合はラッシュ時とのダイヤの違いを埋めるのが難しくなりそう。
副産物として、早朝や深夜の運行本数の少ない時間帯も表現できるようになりました。

……まー、このダイヤを組むための労力というか時間もかなりかかりますけどね。

正直なところ、パターンダイヤだけなら3倍速も30倍速もあまり変わりません。
3倍速ダイヤだと片道17分程度で終着駅についたりして、これはこれでパターンを作るのが難しいのですが。
入出庫設定をせずに24時間走らせるだけなら、そこまで苦労はありません。

問題は入出庫設定……
というか、入出庫設定をするために時間経過を待つこと。
仮に0時に入庫した列車が翌朝6時に出庫する場合を考えてみます。
計算上、6時間の3倍速で2時間、これを基準進行速度の300倍で流すと24秒。
何だ、あっという間じゃん……と思うかもしれませんが。
実際にやってみると処理落ちで思ったほど時間が進まず、画質設定を下げても100倍が限度。
一晩待つだけで2分くらいかかってしまいます……。

そして、正常に運行されているかどうかのチェックも面倒。
朝夕でダイヤパターンを変えればチェックする箇所も増えるし、特にダイヤの変わり目は不具合が起きやすい。
そして、セーブするタイミングが悪ければ、また朝が来るまで2分くらい待つことに……。

今回は興味本位で既存のマップのダイヤの3倍速移行をしてみましたが、
たぶんもう二度と都会で3倍速ダイヤを組むことはないと思います……。

3倍速は自動車にやさしい

こんな3倍速ですが、それでも移行したくなる理由があります。
それが、クルマやバスの車窓が楽しくなる

A9V4で自家用車が実装され、更に散策車両を使えばどこでも好きな場所を運転できます。
私も運転を試してみたのですが、運転しながらだと風景をのんびりと楽しむ余裕が無く。
あらかじめ自家用車でルートを設定して、その車窓を楽しむ方が好きです。
クルマやバスの車窓の楽しみは、電車よりもより生活感のある街並みを楽しめること。
また、道路は線路よりも密度が高く、線路の車窓よりも多くの風景を楽しめるのも強み。

ただ、30倍速以上だとクルマでのドライブを楽しむには問題がありました。
というのも、30倍速だと信号待ちの時間が長く、町中を走ってるだけで日が暮れることもしばしば。
A9V4では信号サイクルを20分以下にすることが出来るようになりましたが、今度は青信号の時間が短くクルマが詰まってしまったり、黄色信号でクルマが衝突して動けなくなることもありました。

それが、3倍速ではほぼストレスなく走行可能。
時間がゆっくりになったため赤信号も長くなりましたが、それも街並みをのんびり観察出来て楽しい。
その他、バスの運行頻度も上げられるようになったのもメリット。

ただ、その為だけに3倍速で列車のダイヤを組みなおすのも苦行ですけどね……。

哀愁の国鉄ローカル線

現在、3倍速で田舎の山岳路線マップを開発しています。
既にメインとなる路線のダイヤは完成済みで、支線などの計画もありますが基本的にはダイヤ組みはほぼ完了。

使用車両は以下の通り。

  • キハ58系 標準色
    急行列車として使用、朝夕の1本ずつのみ快速
  • キハ52形(国鉄色・旧国鉄色)
    普通列車として使用
    旧国鉄色はJRになってからリバイバル塗装で登場したため時代設定に合わないけど
  • キハ40系(首都圏色)
    主に区間運転の普通列車として使用
    一編成のみキハ52との混結
  • DD51+無蓋車
    鉱石輸送の貨物列車として使用

この路線ですが、山間部の厳しい地形に線路を通した結果、ループ線とスイッチバックが3つずつある路線になってしまいました……。
雰囲気は良いのですが、直線距離以上に運行距離が長くなってしまいました。
使用車両も国鉄気動車のためスピードが遅く、最速のキハ58でさえ75km/h。
キハ40に至っては55km/hと、自家用車よりも遅い。
もっとも、高性能な車両を使ったところで、急カーブや駅構内に速度制限を設定しているため、あまり速くならないのですが。

こんな路線でも、3倍速なら片道1時間半で完走してしまいます。
一度30倍速で運行テストをしたのですが、この時は片道で10時間以上かかってしまいました……。
また、上記のダイヤ設定の待ち時間の問題も、ほぼ未開の地なのでサクサク時間が流れる。
加えてそもそもの列車本数も少ないため、快適に設定できました。
3倍速ダイヤは、田舎のマップの方が楽しめるかもしれません。


30倍速だと時間の流れが速すぎてダイヤが組みにくいし、3倍速だと時間の流れが遅すぎてじれったい。
A9V5のアプデでは6倍速・12倍速が追加されたのですが、これなら丁度いい感じになるのでしょうかね……?
冒頭の国鉄気動車の混結も、A9V5で追加された連結機能を使えば様々な連結パターンが楽しめそう。
ついでに言えば、機回し機能や高速線路でのマップ外接続があれば、SLや夜行列車も楽しく走らせられる……。

……どうしてA9V5の購入意欲が湧いてるんですかね?

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