【再掲】4駅ルールについて

A列車で行こうPCには、あまり知られていない仕様があります。
それは、乗客は4駅以上先には行かないということ。

まずは4駅先までは問題なく乗客が移動することの確認から。

毎度おなじみ、何もない原っぱに突如存在する2つの集落。
駅の周辺にはマンション・雑居ビル・学校があり、十分な旅客需要が発生します。
2つの集落を単線並列で結び、同時発車して乗客数(今期売上)を計測するいつもの実験。
途中に3駅建設して、全駅停車する普通と両端の駅のみ停車する急行で比較してみました。

1ヶ月くらい放置したときの今期売上。
一応急行の方が売り上げは多いですが、誤差の範囲でしょう。
とりあえず、4駅先までは問題ないことを確認。

ところが……。

途中駅を4駅に増やしてみました。
今回は一週間で調査を切り上げましたが、
急行の売り上げが266万円に対して普通が11万円と、有意に差が出ました。

バスの場合は?

先程の路線と並行して大通りを敷設しました。
東西の集落の間に、適当な数のバス停・電停を設置。
バス停・電停の数とバス・路面電車の今期売上を比較してみます。

ただし、電車と違ってバスは運行頻度の調整が難しく、
同時に実験するのは困難と判断。
そこで、バス停の数を変えて比較実験をしました。

東西の集落の中間にバス停を3つ建設。
今期売上は134万円でした。

今度はバス停を4つに増やして実験。
今期売上は3万円まで減少してしまいました。

バス停が1つ増えただけで売り上げは暴落しました。
乗客数も0人のままだったため、バスも4つ先の停留所までしか対象にならないと思われる。
乗客数を考えると、何もないところに無意味にバス停を設置するのは悪手と言えそうです。

今度は路面電車で実験。
路面軌道を敷設して、東西の集落の中間に電停を3つ建設。

今期売上は91万円
バスよりも運賃が高いはずなのに売り上げが減少しているのも気になりますが、
停車時間の違い(バスは5分、路面電車は10分)が原因でしょうか?

路面軌道を敷設して、東西の集落の中間に電停を4つ建設。
今期売上は5万円
やはり路面電車も4つ先の電停までしか対象になりません。

応用編:不正折り返し乗車を減らす方法

A列車で行こうPCでは、駅のホームで折り返したときに乗客が残ることがあります。
おそらくは乗車処理時に電車の進行方向を判定しておらず、
電車の停車する駅のリストに入っていれば折り返す場合でも乗車すると思われます。

乗車距離が長くなるのに、乗客が支払う運賃は駅同士の距離を基に計算されます。
そのため、実際の乗客数に対して利益が減少してしまいます。
また、乗客数が多いと積み残しが発生します。

尚、現実では折り返し駅で降りずにそのまま折り返しの列車に乗った場合、
例外(※)はありますが折り返し駅~降りた駅までの往復運賃が必要となります。
これを払わない場合、不正乗車となるため、読者の皆様はしないでください。

※例外

  1. 旅客が誤って区間外に乗車してしまった場合
  2. 分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例 などの特例
  3. そもそも規約上、折り返し乗車が不正とならない(大阪市営地下鉄 など)

不正折り返し乗車ですが、終点で引き込み線を引くと解決できることがあります。

列車を配置してからの2往復のみ乗客が残ってしまいますが、
それ以降は折り返し駅のホームに到着した時点で全乗客が降りました。
その後、乗客を乗せて引き込み線に上がり、反対側のホームに来た時に再び乗客数が増加。
不正折り返し乗車の撲滅に成功。

また、引き上げ線に信号所や車庫を建設するのも有効。
この場合、発車時刻の調整もしやすいためおススメです。
その他、将来の延伸用地の確保もしやすいのも利点。

さて、何故引き込み線を引くと解決できるのでしょうか。
実は、4駅ルールを基に考えると上手く説明できます。

例えば、駅1,2,3,4があり、終点の駅4で折り返した場合。
便宜上、駅4方面のホームにA、駅1方面のホームにBを付けています。

この場合、駅3-ホームAからは4駅先の駅1-ホームBまで移動可能。
駅3~4までの往復運賃は得られないため、収入が減少してしまいます。

ここで駅4の先に引き上げ線を設置するとこうなります。
駅1Bは5駅先となり乗客の行先の候補から外れ、移動先は駅2-ホームBまでに制限されます。

信号所で折り返すと、不正対策としては万全となります。
移動先は駅3-ホームBまでに制限されるため、乗った駅で降りるという酔狂な客がいない限り不正は行われません。

いずれの場合も駅4Aから引き上げ線を通って乗車する客が発生します。
もっとも、駅4Bの客と取り合いになる訳でもなく、むしろ乗客数や駅利用者数が増えるためいいことなのですが。

バスや路面電車の場合、終点はバス停留所や終点用の電停にすることが多いですが、
不正折り返し乗車の対策を考えると両側の簡易停留所や電停の方がいいことになります。
また、バスの場合は終点に車庫を建設するのも有用。

もっとも、バスや路面電車の利益は非常に少ないため、多少の取りこぼしは問題にならないかもしれません。
路面電車はクリア条件の為にやる必要があるかもしれませんが、道路運送利益の場合はバスよりトラックの方が儲かるためあまりやる意味はない。
そもそもバスは環状運行することが多く、また折り返しの為に停留所を建てることもあるため尚更微妙……。

“【再掲】4駅ルールについて” への1件の返信

  1. 4駅ルールなんてあること、初めて知りました。
    今後、プレイに応用させていただきます。
    さて、ブログで、利用客の考察をするにあたり、4駅ルールを説明したいのですが、引用したりするのも面倒くさかったり、正確に伝わらないような事態が発生しそうなので、文中にリンクをさせていただきました。
    ダメなようでしたら、対応させていただきます。
    よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください